こんにちは!わぽこです。
この秋から息子が、週1で幼稚園のプレへ通うようになりました!
初の集団生活!
最初の1ヶ月は親子同伴ということで、わたしも一緒に通います。
そこで、うちの息子の顕著な特徴を見つけました。
うちの息子、音楽に合わせて歌ったり踊ったりしない!
他の全員が楽しそうに踊っていても、うちの子は真顔で棒立ちです。
これは、このままでいいの……?
なんて声がけすればいいの……?
踊らない息子の様子
もともと、うちの息子の性格は
・シャイ
・初めての場所、初めての人に対して慎重
なのですが、お遊戯中はにこりとも、嫌な顔もせず真顔で立っています。
楽しんでいる姿を見せなきゃ!と思ってわたしが大げさに真面目に踊っていても、我関せずで動きません。
踊りだけでなく、先生の声に合わせてジャンプするとか、走るとか、そういう体を動かすこともしません。
わたしが「ほら!」と促して、仕方なくやるという感じ…。
どうして踊らないのか聞いてみた
ちなみに自宅では、
アンパンマンやプラレールの曲など、お気に入りの曲であれば歌ったり踊ったりしているんですよ。
これは本人に気持ちを聞いてみようと思い、
プレがあった日の夜、リラックスしている時にそっと聞いてみました。

「幼稚園で音楽に合わせて踊らないよね。どうして?」
息 子 「楽しくないから」

「家では、プラレールの曲とかで踊ってるよね?」
息 子 「あれは楽しいから」
そ、そっか〜〜〜〜幼稚園のダンスは楽しくないか〜〜〜〜〜〜・・・
息子の意見を聞いて考えたこと
わたしは常々、息子の意見を聞いて、息子の意見を尊重していきたいと思っていました。
まだ幼いので、自分の気持ちを正しい言葉で伝えられていない部分はもちろんあると思っています。
しかしあえて、幼稚園で踊るのが「楽しくない」という気持ちを鵜呑みして考えてみると…
『楽しくないなら、踊らなくていい』
と思うしか、いやそう思うのが、一番いいのかなと。
頭に浮かぶ「いい子像」との戦い
わたしの頭の中に、別の「わたし」が現れます。
右のわたしは「みんなで踊る時間は、一緒に踊ろうよ!」
左のわたしは「やりたくないなら、やらなくてもいいんだよ」
右のわたしは、わたしの中にある「周りから『いい子』と思われる子ども像」に、息子を当てはめようとしています。
少し自分のことを話させていただくと、わたしは小学生頃から『他人から「いい子」と思われるように行動しなくてはならない』という脅迫観念のようなものを持って過ごしていました。
それはやはり、親からのしつけや言葉から”そうあるべき””そうであった方が良い”と思いこんでいたからです。
そしてその鬱憤は、中学生時代に大爆発します。
思春期の反抗期、本当にこじらせてました。それまで「いい子」であった分、親も扱いに困ったと思います。
なんやかんやあって、いつの間にか中学3年生からは祖母の家に居候することになったのですが、おそらく母親がわたしと距離を置きたかったからではないかと思います。
そんなわけで、長年「いい子」をやってきたわたしの頭の中には、『その場で「いい子」と思われる行動はコレだ』という大人的な「正解」がどうしても浮かんでしまいます。
するとつい、息子のこともその大人的な正解の方に導こうとしてしまいます。
だけれど、もしわたしがそっちに導いてしまったせいで、『本当はやりたくないのにやる子』になってしまったらと考えると。
わたしのように思春期頃に大爆発を起こしてしまう可能性が大だ!!!と気づきました。
本日の格言(?)
『幼い内に「いい子」をさせていると、後で大きなしっぺ返しがくるだろう』
子どもの「やりたくない」を聞くこと
「息子は幼稚園で踊るのが楽しくないんだって」と夫に話したところ、夫が自分の話をしてくれました。
夫が幼稚園児だったころ、お遊戯会の衣装を着るのが嫌すぎてかなり泣いて抵抗した…という話でした。
幼稚園児といえど、好みはあるし、嫌なことはしたくないんだ。
まだ幼いからといってその子が持つ「やりたくない」という気持ちを軽視してはいけないと思いました。
幼稚園で行う歌や踊りはきっと教育的にも意味があって、協調性やリズム感や体の動かし方習得など…、きっと良い影響があるのだろうとは思いますが、わたしはそれを子どもに強制することはしないようにしたい。
みんながやれている事をやらない姿はもどかしいですが、「やらないなんて、ダメな子」という言葉は絶対にかけないようにしたい。
そして、「うちの子は歌や踊りをやらない子」と決めつけることもしたくない。
やりたくなったら、やってごらん。
そんな心構えで息子の様子を観察したいと思っています。
…春にプレ生も参加するお遊戯会が、今から怖いですけどね…!
その後(2020/10)
10月に入り、子どもだけでプレに通うようになりました!
”子どもが踊らない”ことを相談していた先生から
「いまは踊ってますよ!!」
と報告をいただきました。
わたしがいなくなったら、そろそろと踊るようになったそうです。
な、なんだよーーーー!!!よかったよ!!!
子どもの様子に深刻になりすぎず、でも観察を怠らず。
むずかしいなああ。